Yahoo!が新しいランキングシステムを採用した検索連動型広告の試験を北欧で開始した(Forbes "Yahoo! Tests New Search-Engine Ad Model")。Yahoo! Search Marketing(日本はオーバーチュア)が新しいシステムを採用するという話は昨年から流れており、一部の関係者向けにシステム概要は説明されていただけだが、実際にお目見えしたことになる。
オーバーチュアを利用されている方はご存知の通り、設定した検索キーワードの入札価格によって掲載順位が決まる。例えば「キャッシング」というキーワードに対して、A社が3,000円、B社が3,100円、C社が2,400円であれば順位はB、A、Cになる。一方、Googleアドワーズ広告は入札金額に加えて品質スコアと呼ばれる、一種のレリバンシー(広告の適合性)を加えたスコアで掲載順位が決まる。準備を進めているマイクロソフトのMSN adCenterもクリック率を加味する(adCenterはターゲットごとに入札価格を変化させることが可能なため、もっと複雑)。素人目で見ればオーバーチュアのほうがルールは明確だ。
さて、今回北欧で開始されたコードネームProject Panamaと呼ばれる新システムはアドワーズ広告に近い。従来の入札価格に加えて、relevancy(適合性、おそらくクリック率)を掛け合わせたスコアによって順位が決まるようになる。Forbesの記事によると7月には英国で公開し、北米や日本でも2006年後半〜2007年にロールアウトする予定だ。
Yahoo!としては、クリック率という要素を加えることで広告主自らが検索ワードに適合性の高い広告を作成・出稿させるインセンティブを与え、広告のクリック数を増やすことで売上を増やしたいという思惑があるのだろう。また、情報としての広告の適合性が高まれば検索サービス全体としての品質も高められる。もっともGoogleのように品質スコアという名のものに具体的な要素がブラックボックス化されると広告主側の運用負担が高まることも予想されよう。
ところで広告の順位決定に"relevancy"というGoogleが採用する要素を加えることは法的に問題はないのだろうか。かつてGoogleはオーバーチュアから
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