Googleのエンジニア、Matt Cutts氏が開設している「Matt Cutts: Gadgets, Google, and SEO」というブログがある。SEM業界関係者にとって有益な情報を提供しているのだが、2月4日付けのポストにドイツ大手自動車メーカーBMWのサイトを検索エンジンスパムを行っていたとして削除したという報告が掲載されていた。
この説明によると、BMWはユーザーがウェブを訪問した時には自動車の画像を多用したグラフィカルなページを表示する一方、クローラが訪問した時にはテキストだらけのページを表示させていた。JavaScriptを利用して人(ブラウザ)でアクセスされたときに別のURLに転送していたわけだ。
しかし同じURLにアクセスした際にユーザーとクローラで全く別コンテンツを表示させることで検索エンジンを騙す行為は不正に検索結果を操作する行為として認められていない。そんなわけでGoogleは同社サイト(bmw.de)をインデックスから完全に消去してしまった。同様の理由でricoh.de(RICOHのドイツサイト)も削除するそうだ。
こうしたスパムがGoogle関係者のサイトにて公に晒されることは過去になかったと記憶しているが(もちろん掲示板やフォーラムでは数多)、こうして見せしめにすることで検索エンジンスパムを平気で行っているウェブマスターたちを戒めようという意志の表れなのだろうか。
この事例は同時に、会社(サイト)が有名・無名にかかわらずスパムによって検索エンジンのレリバンシーを低下させようとする行為には断固として対応することを改めて示している。「検索エンジンスパムを行っているからといって、有名な企業のサイトを消したりはしないだろう」なんて(甘い)考えを持っていたSEO関係者はきっと少なくないと思う。しかし、Googleはおかまいなしということだ。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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