News.comのeditor at large(いわゆる論説委員に相当?)であるMichael Kanellosが米国時間7日に、「The Apple phone flop」というコラムを公開した。このコラムの中味については後日公開予定の翻訳版をお待ちいただくとして、ここではざっくりと骨子を紹介したい。
以前、Mac mini登場の折りに、「『Mac miniはお買い得』は本当か」という記事を書いて、一部で物議をかもした「前科」のあるKanellosのこと。今回も見出しからは「確信犯」的な匂いが濃厚に感じられるこのコラムには、すでに200件近いコメントが寄せられ、賛否両論の嵐(・・・というか、大部分はAppleファンからの非難の声)で、ある意味見事に目的を達成したようだ。
ここにきて、登場がほぼ確実視されてきたiPhoneについて、Kanellosは「スライド式キーボード付き」「4GBまたは8GBのストレージ搭載」「CDMAもしくはGSMに対応」「価格は249ドルから」と、現在出回る噂をひと通り紹介した上で、一段文章を改行して「ほとんどうまくいかないだろう(And it will largely fail.)」と記す。
iPhoneがうまくいかないとKanellosが考える理由は、大きく分けて以下の2つ:
・iPodを投入した当時のMP3プレーヤー市場には、たいした競合製品がなく、Appleはストレージ容量の大きさや優れた操作性で他社製品を圧倒できた。それに比べると、携帯電話市場はすでに競争が非常に厳しい状況になっている(Kanellosはここで日本のKDDIやシャープの例を引き合いに出している。おそらくこれは、10月に来日した折、有楽町のビックカメラで目にした「アクオス・ケータイ」にいたく感銘を受けた結果と思われる)。
・技術的な面で、携帯電話はMP3プレーヤーに比べて敷居が高い。AppleはiPhoneの設計・製造に外部リソースを利用しているはずだが、雑音の回避や接続の安定性などを確保するためには、設計者側に経験と才能が求められる。
これらの理由の当否については、さまざまな反応が出ている(個人的には、iPodの音楽再生機能のほかに、ビデオiChatと連携するテレビ電話機能がつけば、非常に魅力的な製品となり、それだけ勝算も上がると思うが)。いずれにせよ、実際に製品が出るまで、いましばらくはこの関連の話題がウェブ上をにぎわすことになるだろう。
坂和敏(編集部)
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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